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3月19日 鎌倉の春=続編=

先日の鎌倉の話です。
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人力車に乗ってみると、自分の視界が一段高くなって街並みも違って見えるものだと発見する。
これが最初の鎌倉見物でもないので、お任せでいつもと違う鎌倉を見せてもらうことにした。
お兄さんの説明を聞きながら、早速小町通りを突き抜ける。
そうか、人力車は車との渋滞には出くわさず人との渋滞に巻き込まれるのか。
ああ言う時の対処も大変で、まさか
「どいた!どいた!」とも言えないしね、お兄さん。
「すいません!」の連続だった。

小町通りを抜け線路際を走る。
わおぉ~、こんな狭い道をも行くのか。
今盛りの水仙の花を見せたい心配りらしい。
JRを渡って、寿福寺に到着した。
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静かなその佇まいは観光地のお寺風ではなかった。
時代をさかのぼるような空気は『ちょいと観光』にはもってこいな場所である。
偶然入り口にいらした住職が、まるで出迎えてくださったかのような錯覚をも与えてくれた。
なにせこの時間は自分の為の時間だもの、自分のいいように思ったもの勝ちだ。

辺りは梅の花と木蓮の花が咲き乱れていた。
千葉はこぶしの花が多いけど、鎌倉は白木蓮のほうが多いのか・・
独り思いながら花観賞も楽しいものだ。
また小町通りを抜けて鶴岡八幡宮の参道を平行した。
参道を結婚式の行列が行く。
「あ、新郎は外人さんだ」余計なことなのに・・・
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八幡宮にも結婚式の一行がいた。
私はなんて運がいいんだろうお嫁さんを2人も見られて。
相変わらずいいようにものを考えてる。

今度は八幡宮を中心に見ると寿福寺とは反対地域を巡った。
また人力車お得意の小道に入る。
住宅街のその道はさらに狭くなり、すれ違う人達にそれこそ気を遣っていたお兄さん。
大変だねぇ。
家の垣根の葉っぱ1つにも触れないように気遣って。
その気配りは、勿論この土地で営業をしなければならない人力車屋さんの明日へつなぐ気遣いだろうが。
乗っている客にも繋がる気遣いだ。
あれだけ周りに配慮して通るから、乗ってる客もヒヤヒヤせずに済む。
「どいた!どいた!」状態だったら、こっちの方が小さくなってしまうもの。
お兄さんの「こんにちは!」は耳に心地よい。

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旧三菱銀行重役のお屋敷。近衛文麿も別荘として使ったことがあるとか。
今でもご夫婦2人が住んでいらっしゃるとのこと。
鎌倉らしい洋館である。
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滑川のお話も聞いて、大佛次郎の茶房も素通りして。
楽しい時間があっという間に過ぎていった。1時間があっという間。

思うに人力車のお兄さんは、ディズニーランドの一人バージョンなんだ。
おしゃべりも楽しいし。あのカヌーのお兄さんを彷彿とさせる。
人力車を握った舞台なんだと確信した。
その割には冷めた客だったかな?ごめんね。
そうそう、他のブログにお兄さんの2006年の顔が載っていた。
その時は新人見習いとして伴走していたそうだ。
今は凄いエンターテーメントになりましたね。
では、ショータイムを盛り上げてくれた主役を紹介。
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1日28㎞は走ってるそうです。
                   ・・・・お疲れさまでした。
そして
                   ・・・・ありがと。

by keshi-gomu | 2008-03-19 17:34 | 日本の車窓から