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1月4日 ブルーローズ

掲示板で、「なんでブルーローズって書いてあるんですか?」との質問を受けた。
そう言えば、『BlueRose』とサイト名を名付けた話を一度も書いた事がない気がする。いや、最初の名前が『BlueRose』だったことさえ、ご記憶の方はいらっしゃらないかもしれない。(そんなに注目してるわけもないし)
たいした話でもないが、自分でも懐かしいのでチョット書いてみることにする。

今ある、我が2つのサイト(『ウイリィー&エリザの散歩道』と『消しゴムの国』)は、最初(2001年当時)1つのサイトであった。
趣味の消しゴムや雑貨の写真を日々アップし、たまに犬達の写真アップなどを繰り返していたらいつの間にか載せている写真等が多くなってしまった。
そのうちあんまり容量が多くなりすぎて、とうとうサイト自体が動かなくなってきたのだ。
そこでしかたなく「消しゴム」サイトと「犬」サイトとに分けて現在に至っている。
その最初の一つだった時のサイトの名前が『BlueRose』なのである。

私は昔から『青い薔薇』が大好きである。
え~?そんな理由で?
・・と言われそうだが、大好きだから仕方がない。
そして、子供の頃からいつも庭に『青い薔薇』を咲かせてきた。
最初出合ったのは、忘れもしない、デパートの屋上での薔薇の品評会であった。
それは、その年初めて出来た『青い薔薇』のお披露目でもあった。
子供の時に初めて見たその『青い薔薇』に、私は衝撃を受けて心奪われたのである。
その名も「ブルームーン」。
http://www.keiseirose.co.jp/dictionary/book/index.html
決して真っ青ではないが、そのロマンティックな青い色は、子供心に夢馳せるには充分な美しさだった。
見た目にもか弱いその「ブルームーン」は、私の手に追いがたい品種で、数年経つといつも枯れてしまった。
それもまた、どこかか弱い美女のようで・・・
枯れてしまうと、また新たな苗を買いに行くという繰り返し。
こうして我が家にはいつもか弱く「ブルームーン」が咲いていたのである。

もう一つ、『BlueRose』の英語和訳は『ありえない話』である。
そう、「ブルームーン」の写真を見ても分るように、青い薔薇と言ってもその青は真っ青ではない。
人類が昔から作り続けてきて作り得なかった『青い薔薇』。
そこから転じて、『BlueRose』=『ありえない話』なのである。
ひねくれ者の私は『ありえない話』という、そこから始まる可能性が大好きである。
「消しゴムは四角いもの」「消しゴムは消すためにあるもの」・・と言う概念を、あたかも知ったかぶった顔つきで常識のように押し付けられるのはまっぴらごめんだ。
消しゴムがどんな形をしていても、消さないでただ置いておくだけの消しゴムが存在していてもいいじゃないか。

人類は『青い薔薇』を諦めてはいなかった。
青い薔薇は今や実現のものとなっている。
http://www.suntory.co.jp/company/research/blue-rose/

『ありえない話』で、句読点を打ってしまったら、そこで全て終わってしまう。
『BlueRose』は、可能性や挑戦、そこから始まる希望への扉なのである。

1月4日 ブルーローズ_d0012611_1351210.jpg

写真は消しゴムで出来た『青い薔薇』です。

by keshi-gomu | 2007-01-04 01:31 | MIKANの部屋