6月27日  『はつ恋』・・・言葉はいつも心を表しているとは限らない

『はつ恋』・・・そう来ましたか・・・

展開が面白い。

スーパードクター恋人三島、伊原剛志が、懺悔にも似た16年前の自分の心を打ち明けた。

ドリ、木村佳乃もその時の自分の心を打ち明けようとする。

だが、心の底奥深くにある一部分を隠して・・・つい夫への感謝を口にしてしまう。

夫への気持ち、子供と3人の幸せを守りたい気持ちも嘘ではないのだろう。

しかし、そうは思いつつも三島の所に出向いてしまう緑。

離れるのが辛い緑の気持ちとその口から出る自分の言葉とのギャップ。

それを見ていて、涙する緑を救いたいがために、三島は別れることを決意する。


2人がバスを待つ背景の海辺も、語り合う山間のレストランも、すべて日本そのものの現実なのに・・・

恋する気持ちがパリの田舎を思わせるほどに美しく輝いていた。

こんな演出も・・・やってくれますねぇ・・・・・



携帯でも・・・

「出会った日から 君を想わなかった日は 1日もない。 さよなら 三島」

とメールを送ってくれた三島に対し、携帯を握りしめ振り切るのが辛い緑の思いなのに・・・

返した言葉は・・・

「ありがとう さよなら ドリ」

文字にすると冷たいよね、強い心の女性に見えるよね。

発してしまった言葉、書いた文字は現象として力強く前進してしまう。

本当の心は、裏腹なのに。強い思いを押し消しているのに・・・

ああ、過去の自分の思い出も重なって・・・・泣けてしまった私だった。




大竹まことの失語症患者は物語の伏線である。

今回は「言葉・・ダメだね。言葉・・ダメかね」とつないでる。

なんだか、ニクイ構成じゃないか。

再開から1年が経ち、今度は三島が失語症患者として緑の前に現れた。

・・・・そう来ましたか・・・・



昔の映画、『心の旅路』(この映画では恋人は記憶喪失だった)のような流れになってきた。

大人のドラマを得た気がして、今ちょっと嬉しいMIKANである。
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by keshi-gomu | 2012-06-27 21:58 | 【童話】カラスの王様