6月24日  緊急時、救急隊員が泥棒だったら・・・

********** つい手が…救急隊員、駆けつけた家で3万円盗む**********
 救急出動した男性宅で現金を盗んだとして、京都府警下鴨署は24日、京都市左京消防署岩倉消防出張所の救急隊副隊長・向井嘉浩容疑者(51)(大阪市旭区)を窃盗容疑で現行犯逮捕した。
 発表では、24日午前6過ぎ、同市左京区内の男性(85)が自宅で転倒して119番。同僚2人と男性宅に出動した向井容疑者は同6時30分頃、救急搬送する際、男性のかばんの中にあった財布から3万円を盗んだ疑い。向井容疑者は「金が見えたので、つい手が出た」と供述している。
男性の家族が様子を目撃し、転倒状況の確認に来ていた下鴨署員が逮捕した。
京都市消防局総務部の荒木俊晴部長は「事実関係を確認し、厳正に処分する」とコメントしている。
                         ***********2012年6月24日 読売新聞**********


救急隊員が泥棒だなんて誰も考えないですよね。

あきれた話です。それも副隊長じゃないですかぁ。

緊急時って、案外防犯に関しては盲点かもしれません。

みんな、現実に目の前に発生した病人、怪我人の様態の方がが優先になるからです。

2年前のことでした。
MIKANもバイク事故に遭ってしまって救急車に乗ったことがありました。
その時、バイクから投げ出されて車道に横たわった私は、全く動くことができませんでした。
勿論、救急車を呼んでくれた人、心配げに周りで見守る人、警察官、そして救急隊員の人、全ての人が私の体の無事を考えてくれていました。

すぐに救急車にのせられて私はどこかに連れて行かれるようです。
「名前を言えますか?」「どう言う具合にぶつかりましたか?」「頭を打ちましたか?」「気分は悪いですか?」・・・・遠くに「よかったね、意識はあるようだね」の見物人の声を交えても、全て私の体の心配の声ばかりでした。
今考えると優しいい嬉しい声ばかりなんです。

そう、見物人感想のように、意識があってよかったのですが。
こういう状況下、意識があっても自分の考えなんて通らないんです、ましてや意識のない状態だったら・・・

このシャワーのように浴びせかけられる質問に答えながら、私も質問し続けるのですが、怪我人は「言われるまま、されるままにしろ」とばかり・・・私の要求は1つも通らないのです。
警官が「車道にバイクが横たわってると危ないから歩道に避けるよ」と言ったのに対し、私は「バイクの座席や後ろの荷台は損傷しているのですか?」との質問には答えてくれません。
「バイクの座席開いていませんか?」
何度聞いても、警官他、答えてくれる人はいません。
それどころか、警官は事故の調査書をさっさと作ってしまえばそれでいい・・くらいで、自分の方の質問ばかりしてきます。
それを阻止して救急隊の人が「今は怪我が先です」とこちらは「血圧は?」「吐き気は?」心配の質問を迫ってきます。
どちらも仕事だし、救急隊員は私の体の心配で嬉しいんですけど・・・・私の主張も通してよぉ~。

警官が野次馬の後ろにバイクを置いたと聞いたので、「鍵は取ってくれたのですか?」と叫んでも無視。
だれも答えてくれません。
もう、皆の全ての質問に答えるのやめました。
「バイクの座席は壊れていませんか?」あらためてそれを3回怒鳴りました。
やっと警官が「座席は閉まってるよ」とやっと答えてくれました。
「鍵は取ってくれたのですか?」これも、聞いてくる質問を無視して言い続けたらやっと・・「ついてるよ」と。
「危ないじゃないですか鍵つけたままのバイクを歩道に置き去りにできますか」
「じゃぁ、後で鍵とっとくよ」
「今、ください。座席を開けて私のハンドバックを私に渡してください。そしてバイクハンドルロックと鍵をかけて私に鍵を手渡してください」
どれもこれも2、3回怒鳴るようにしてやっと答えてくれました。
救急車の中で動けない私。自分で出来れば歩いて行って全部自分でするって!

たぶん、可愛くない怪我人だっただろうけど、個人情報がいっぱい入った現金が少々入ったハンドバックをバイクに入れたまま、ご丁寧に鍵をつけて歩道に置かれてごらんなさいよ。
鍵がついていなくたって、ちょいと力のある悪い人はバイクごと持ってっちゃうっていうの。
意識があったから、可愛げのないMIKANだったから、バイクとハンドバックがなくなるのを阻止できたと思っています。
その時の私だって防犯対象は、見物人の後ろにいるかもしれない火事場泥棒を想像してのことでした。
流石に救急隊員さんには絶大の信頼をしていましたよ。
実際に救急隊員さんが一番親切に親身になってくれた方でしたからね。

盲点なんですよ。
救急隊員が来るような状況下では、病人、怪我人は、普通の1人の人間として扱ってもらえません。
既に、病院の救急処置室にいる患者の扱いになってしまうのです。
本当に自分の意識がもうろうとして、もうこの場の誰にでもと自分の体を託す状況になることもあるでしょう。

そんな時に、救急隊員すら信じられないなんてことになったら・・・
[PR]

by keshi-gomu | 2012-06-24 20:00