6月23日  「加世田かぼちゃ」と「味の素」 個人の特許は取れないのかね

**********空中かぼちゃ、たわわに実る…鹿児島南さつま**********

 鹿児島県南さつま市加世田で「加世田かぼちゃ」の収穫が最盛期を迎えている。
 空中で実を育てる「半立体栽培」のビニールハウスでは、頭上にぶら下がった大きな実が収穫を待つ。
 同市の農家の男性(61)が1989年に、この栽培方法を導入。ブドウのように、骨組みにつるをはわせ、高い位置で育てることで、日光がまんべんなく実に当たり、色むらや傷が少なくなるという。
 糖度が高く、ほくほくとした食感が特徴。「甘みがあり、蒸すだけで最高の味です」と男性。収穫は7月末まで続く。

                     **********2012年6月22日 読売新聞**********


MIKANの家で、庭に雑草のようにカボチャのつるが伸びたことがあった。
たぶん母が土中に埋めた生ゴミの中にカボチャの種があったのだろう。
その生命力は強く、何本もカボチャのツルが桜の木のてっぺんまで先端が伸びていた。
このままじゃ庭の木々が全てカボチャになっちゃうと、抜こうとした私だった。
今でも覚えている。その軽薄だった考えを。
何と幹の頑丈なこと、空まで伸びるそのたくましいこと。
庭で見たツルには既に小さなカボチャの実がなっていたが、その別れ枝もしっかりとしていたのを覚えている。
その時の経験から、
多分スイカじゃ無理だろうけど・・・
「そうだね、カボチャは空中でもしっかり育つだろうね」と素人MIKANもこの記事に納得をした。
素人だって思うことをプロのカボチャ作りの人が考えだしても当然のことだろう。

どうして、記事には個人名が書かれていないのだろうか?
本当にこの61歳の男性が考え出した栽培方法だったら、何故に特許を取らなかったのだろうか?
特許でも取ったら農協に売れなくなる?
村八分にでもなって、総スカンに会うから?
思わず色々想像してしまった。

「加世田かぼちゃ」と言う品種があるわけではなく、普通のカボチャを空中でよく日に当てて栽培すると甘いブランド商品「加世田かぼちゃ」となるそうだ。
あの売り場で見かけるマダラの黄色などのカボチャは、葉っぱの下だとか土に面した部分で、日が当たらなかった所だとは主婦の常識として知っていた。
その点、ニュース写真で見る限り「加世田かぼちゃ」は丸々と全て綺麗なカボチャ緑で美味しそうな実だ。
考えた人が特許をとっていたら、有名人だろうにね。
きっと、この「加世田かぼちゃ」の名前が「加世田」と言う地名でなく個人名変わっていただろうと思うけど。

昔、私が小学生の時、父が仕事で仕入れた話をしてくれたことがある。
あの味の素の会社内で社員に売上上昇のアイデアを出すよう指令が出たことがあったそうだ。
ある社員が、それこそ味の素の商品開発から考え直そうと悩んでいた時のこと。
家で、ふと会話をしたら、奥さんがさも事もなげに言ったという。
「あら、売り上げを上げるなんて簡単じゃないの。味の素の出てくる穴を大きくすりゃいいんじゃないの」と。
そのアイディアが取り入れられ、穴の大きさとおまけに穴の数も多くなったのだ。
父から聞いたのは、この話が有名になる前の時代昭和30年代のことだった。(信ぴょう性がある話だよ)

この味の素の社員だってその奥さんだって、特許をとれるわけがないだろうね。
会社から感謝された形が残っていればいい方で・・・

日本の産業界には、こうやって埋もれている個人の思いつきがどれだけあるのだろう?
きっとそれらは、大きな団体やら、大手企業の力に押しつぶされて消えていくのだ。
「みんなで考え出した栽培方法です」とか「台所で使いやすさを考えて大きくしました」とかね。
日本の名もない企業戦士は偉業すら権力に取り上げられ消えて行くのだね。

どこかに個人の名前を残してあげればいいのになぁ・・・

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  ※そうそう・・・おまけの話で・・・
   カボチャを素手で引っこ抜こうとしたσ(^_^)。本当にその考えは軽薄だった。
   生命力が逞しいだけなく、カボチャの幹には、トゲがびっしりついていいるのを知らなかったのだ。
   その時、しっかり握って力いっぱい引っ張った両手の平はトゲだらけになってどうしようもなかった。
   開きっぱなしで動かすこともできない、恐ろしい痛みで何もできない状態になってしまった。
   元気なカボチャのトゲは恐ろしいから、気をつけましょう・・・と言うおまけでした。
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by keshi-gomu | 2012-06-23 20:56 | 今日のデキゴト