5月17日 金環日食が終わっても『日食グラス』は捨ててはいけないんですって!
*********めがね捨てないで…金環日食後の天体ショーとは*********
太陽が月に隠れてリング状に輝く今月21日朝の金環日食。観察には専用の日食めがねが必須だが、国立天文台は「観察し終わっても日食めがねは捨てないで」と呼びかけている。金星が太陽の前を横切る珍しい天体現象「金星の太陽面通過」が6月6日、日本各地で観察できるからだ。前回の2004年6月から8年ぶりだが、次回は105年後にならないと見られない。
この現象は、太陽と金星、地球がこの順で一直線に並んだときに起こる。東京では6月6日午前7時10分ごろ、太陽面の左上に「ほくろ」のような金星が見え始め、斜め右下に向かって少しずつ移動。約6時間半後の午後1時47分ごろに太陽面から出る。他の地域でもほぼ同じ時間帯に観察できる。
**********2012年5月16日 読売新聞**********
太陽の上に「ほくろ」のような『金星』が見られる・・・って。
それこそ、『日食グラス』がなくては目を傷めてしまいますね。
太陽の上にほくろを探すのはちょっと高度な技ですが。
「金星が太陽の前を横切る」ことを知るなんて・・・日本国民、天文学にどんどん詳しくなってきましたよ。
今度は、金星が主役なんですね。
MIKANが小学校の2年生くらいの時でした。
夕方、祖父と散歩をしていました。
美しかった夕焼けの空に次第に夜のとばりが降りる頃、1つだけ大きく輝く星が見えました。
すると、祖父がその星を指差して、「あれは金星だよ」と言いました。
「へぇ~、金星って明るいのね」
「そう、夜になる時一番初めに明るく輝く星が金星なんだよ。だから『宵の明星』とも言われている。月の次に明るい星さ」
「宵の明星って言うのね」
「そうだよ。そして、明け方同じように明るく輝く星がある。それを『夜明けの明星』と言うんだ。夜明けの明星が輝いてしばらくしたら太陽が昇ってくるよ」
「それは、何て言う星?土星?木星?」
「いいや、『夜明けの明星』も金星なんだよ。『宵の明星』も『夜明けの明星』も同じ金星」
「ふぅ~ん、金星ってすごいね」
何がすごいんだか、ようわからん受け答えだったが・・・
今でも、夕方や明け方にたまたま輝く星を見つけると、この時の祖父との会話を思い出す。
「エリザ、あれが金星よ」・・と言ったって、エリザはひたすら地面の臭いを嗅いでいるが。
by keshi-gomu | 2012-05-17 00:06 | 自然百景