10月13日 いいえ、よろしくてよ
どこからともなく、金木犀の心地よい香が漂ってくる。
おお、この香、まさしく秋を感じる香である。
そのいい香の元を探そうとするが、金木犀って言う植物は、鼻だけに訴えてくる花だ。
嗅覚に対する存在感は半端じゃないが、視覚に対しては姿を隠しているかのごとく存在感は薄いのだ。
クラスで目立たない女の子が、いい臭いのオーデコロンをつけちゃった感じ?
あまりにいい臭いすぎて、周りの男の子たちがその存在を探そうとするが・・・
なかなかその女の子が見つからない。
探偵ごっこのその果てに、男の子たちは勝手にその人物をクラスの自分たち憧れのマドンナと決めつけてしまう・・・
・・・なんて結末が、この世の中には、多々起こるのだよね。
そんな悲しい出来事が、おとなしい女の子の記憶に残る・・・
しかし・・・たった一人その女の子を見つめる男の子がいた・・・
・・・と、妄想の世界に入るMIKANだった。
え?なんですって?
MIKANは、その女の子かそれとも憧れのマドンナか、どっちだろうかって?
ほほほ・・・それは、決まっているじゃありませんか・・・
では、MIKANの肖像画を御披露しましょうか?
なんてね。
『お蝶夫人 キラキラコラーゲン 白湯鍋の素』です。
中は液体だから、持ち方によってお蝶夫人の顔もふくよかになったり、へこんじゃったり・・・
面白~い!
食べ物で、遊んではいけません。
ね、宗方コーチ?
あらら・・どこからか、声が・・・
「それって、あたくしがお教えしてあげましたのに・・・いいえ、よろしくてよ」
空耳かしら?
by keshi-gomu | 2011-10-13 23:13 | MIKANの部屋