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10月9日 上司命令に逆らえますか?

*****「おいしくない」と給食に牛乳…児童アレルギー***********
 
 千葉県松戸市教育委員会は7日、市立小の給食調理員が今年1月、材料として予定されていなかった牛乳を誤って料理に加えた結果、男子児童1人がアレルギー症状を訴え、病院に搬送される事故があったと発表した。 男児は軽症で翌日退院したが、市教委は7日付で女性主任調理員(59)を減給2か月(10分の1)、女性調理員(42)を戒告の懲戒処分にした。
 発表によると、今年1月25日、豆乳を使ったスープスパゲティを調理した際、主任調理員が「おいしくない」と指摘し、冷蔵庫にあった牛乳パック(200ミリ・リットル入り)60個分を混ぜ入れた。給食を食べた児童のうち、牛乳アレルギーを持つ低学年の男児が食後、呼吸困難などの症状を訴えた。
***********2011年10月8日 読売新聞*************


ありえそうなことが起こったねぇ・・と思わされる新聞記事だが。

この記事を読んでいて、私は読解力がないのだろうか・・と何度も読み返した。

豆乳スープスパゲティを作っていて、「おいしくない」と指摘したのは主任調理員なのだね?
そして牛乳を混ぜ入れたのは誰なのだ?主任調理員なのか?調理員なのか?
結局は、上司が「おいしくないから牛乳を入れろ」と言った指示に、従った下の者が懲戒処分を受けたって話なんだろうな。
その結果、主任調理員は減給、調理員は戒告の懲戒処分だそうだ。

----公務員の懲戒処分 - Wikipedia によると・・----
公務員における懲戒処分には、次のものがある。
免職 - 職員の意に反してその職を失わせる処分をいう。
停職 - 一定期間、職務に従事させない処分をいう。国家公務員の場合は1日以上1年以下となっている。
減給 - 職員に対する制裁として一定期間、職員の給与の一定割合を減額して支給する処分をいう。国家公務員の場合は人事院規則で、1年以下の期間、俸給の5分の1以下を減額することになっている。
戒告(譴責:けんせき) - 職員の非違行為の責任を確認し、その将来を戒める処分をいう。
※上ほど重く、下ほど軽い処分である。
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だそうだが・・なんだか上司が減給で、部下が戒告。
聞きようによると、命令を出した方が減給で済んで、やらされた方が戒告か・・って感じ。
処分としては軽いのかもしれんが、Wikipediaにも「戒告は・・その将来を戒める処分」とある。
減給なんて、一時的に給与が減らされるだけでそれによってみそぎが済んだ感じがあるじゃないか。
下の者は、その将来を戒める処分なんだぞ。どうも附に落ちんねぇ。

そこで、教訓。
仕事といえども、何でもかんでも全て上司命令に従うことはない。
人道的にみて、これはおかしいと思ったら断固拒否すべきなのだ。

昔、食品工場でも内部告発があったっけ。
あれは、仕事的には上司命令に逆らえなかったのだろうけど、どうしても人道的に許されないと良心が痛んだのだと思う。

先ずは、給食だったら生徒を、食品工場だったら消費者を、一番に考えて作って欲しい。
ん?おいしさじゃなく、安全を一番にね。

by keshi-gomu | 2011-10-09 00:28 | 食いしん坊!乾杯!