ひざ掛けを買って会社でしばらく使っていた。
ひざ掛けと言っても、ティーンズキャラクター雑貨店の店頭でワゴン販売していたもの。
きちんと暖かいひざ掛けとしての機能をもってはいない。
全体がオレンジの真ん中に白枠で『悟』とある、あの有名なシリーズもの。
『悟』と『亀』があったのでどちらにしようと悩んだのだが『悟』にした。(悩み小さ~い)
ただ、ひざ掛けではないものをひざ掛けとして使用しようと、その機能を求めるのは無理らしい。
まずもって、軽すぎるのだ。
仕事場ではじっと座っているばかりではない。
急に立ち上がったりするたびにオレンジの目立つ塊が床にミジメに落ちている。
『これでは、ただの邪魔者だな』と、昨日急に思い立ち、家に持ち帰ってきた。
『そうだ、エリザにあげよう』と。
去年も同じようなことをして(思い立ってひざ掛け購入→使いきれずに持ち帰る→エリザにやる)、買い込んだひざ掛けを同じようにエリザに持ってきたっけ。
だが、去年はそう思ったのが3月だったので、エリザに『いらん』と突っぱねられた。
そりゃそうだ、3月じゃもう暖かい。
『今頃、防寒シーツなんて持ってきたってっ!』・・・エリザの弁。
『同じ轍は2度踏まぬと、今回は1月に持ってきたぞ』・・・MIKANの弁。
帰ってくるなり、エリザの背中に向ってひざ掛けを投げた。
投げたのが悪かったのか、しばらく廊下に落ちたままの状態だった。
1時間ほどしても落し物のままなので、エリザに聞いてみた。
「これ、気に入らないの?身体の下に敷いていいのよ」
ただ普通に、話し方のトーンも変えずに言ってみた。
何言ってるんだ・・・の表情で人の顔を見つめていたエリザ。
「ま、いいわ。好きにして」とその場を離れた。
台所に行ってしばらくして、エリザがいつも座っている定位置に戻ってみると・・・
なんと、オレンジ色の『悟空』を広げて(折りたたんであったのを)、その上に丸まって横になっていた。
『なんだ、なんだ、話が分かるヤツじゃないか』と・・・・
さらに、思い込み勝手な飼い主は己の犬を『もしや利口なんじゃないか』と錯覚した。
(折りたたんであったのを)←こういうふうに書くのが親バカか・・ってあたしゃ犬の親じゃないっ!
2日目、今日、あっという間にこんなにしわくちゃ。
え?なんですって?そこの会社の人?MIKANより綺麗に使ってるよ・・ですって?
ん~、そうかも。・・・納得してるのかい。
ちょうどエリザがやってきたから写真を写そうとしたら、写真の嫌いなエリザはシャッターを押した途端にのそっと逃げ出した。
汚いひざ掛けだけ写してどうするねん。
